毎年の傘生産量が1億3千万本!そのうちビニール傘が5000万本というのを差し引いても、日本人は傘好きと言えるのではないでしょうか。傘を作っているいろいろなメーカーさんをリストアップしてみました。
~イイダ傘店~
傘好きなら一度は手にしてみたい憧れの傘。リアル店舗はなく、専門店等での取り扱いもない。年2回(春に日傘、秋に雨傘)の展覧会を行いそこでのみ注文できる。その期間中はウェブの方でも注文できるとのこと。フルオーダーというよりもセミオーダーに近いが何よりも魅力は一本一本の傘にほとんど同じものがないことと、布地と手元のオリジナリティーの高さなどほかに類を見ない。値段は結構するが修理などのアフターサービスも充実していることも考えるといい買い物ではないでしょうか。なお注文から完成まで2~3ヶ月かかる。予算は2~3万円ほど。
イイダ傘店ホームページ: http://www002.upp.so-net.ne.jp/iidakasaten/
~前原光栄~
1948年から続く東京の傘メーカー。皇室御用達なことでも有名。大量生産ではなく細部にこだわった堅実な傘を作る数少ないメーカー。手元には様々な天然素材を使用しており、ヒッコリー、竹、マラッカなどから気に入ったものを選ぶこともできる。手元に名入れもできることから、大切な人への贈り物に最適。オンラインまたは専門店等でも購入可能。予算は1万5千円~。
前原光栄ホームページ: http://maehara.co.jp/
~DiSesare Disigns~
カナダ人デザイナーと日本の職人のコラボで作る傘。一度見たら忘れられないフォルムは傘の概念を変えてしまうほど。かぼちゃっぽい形をした「パンプキン」や貝をイメージした「パラシェル」など左右非対称のデザインはとりあえず目を引く。予算は1万5千~3万円。
DiSesare Disigns ホームページ: http://ddi-parashell.com/?lang=en
~Fox Umbrellas~
言わずと知れたイギリスの高級傘の代名詞。日本の傘に比べてステッキのように閉じるととても細い印象を受ける。Fox Umbrellasが現在の傘に与えた影響はとても大きい。19世紀中頃までは親骨(傘の布地と直接くっつく骨)の主流は鯨骨だった。創業者のサミュエル・フォックスはスチール製の親骨を普及させるのに大きな役割を果たす。